■ルーペを併用した近用眼鏡   

■黄斑変性症の治療で、東大病院 黄斑外来にかかっている70代男性の例です。硝子体内注射を行い、現在では歪み等の症状も出ていなく安定した状態との事です。ご本人様から、老眼鏡の方をもう少し見えるようにならないだろうか?・・と、御電話をいただきました。
右目に関しては、今より見えるようにはならない状態だそうです。

持っている眼鏡と、矯正視力の比較

■検眼した度数と、使用中の眼鏡との視力は、さほどUPしていません。プリズムを入れると見やすくなりましたが、歩行が困難になった為、遠用眼鏡の作製はしません。近用もプリズムを入れると見やすくなりましたので近用眼鏡を作製します。

現在使用中の遠用眼鏡

R)sph+2.00D
L)sph+3.00D cyl-1.50D Ax90°

視力は、右眼0.1 左眼0.1


遠用の矯正度数

sph+2.50D cyl-1.00D Ax80° 3プリズムin
sph+3.50D cyl-2.50D Ax80° 3プリズムin

矯正視力は、右眼0.1 左眼0.2


現在使用中の近用眼鏡

R)sph+5.00D
L)sph+6.00D cyl-1.50D Ax90°

近見視力は、右眼0.1 左眼0.1


近見の矯正度数

R)sph+5.50D cyl-1.00D Ax80° 3プリズムin
L)sph+6.00D cyl-2.00D Ax80° 3プリズムin

近見矯正視力は、右眼0.1 左眼0.2

さらに、+16.00Dのルーペを併用すると、左眼で近見視力表の0.5の文字が判読可能に。




0.2と0.5では、これだけ違う

■眼科で検査時に使用する近見視力表です。

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左が0.2  右が0.5。新聞の文字より
大きい0.2と、新聞の文字より小さ
い0.5では、倍以上変わります。   

 

ルーペの使用適正距離について

■ルーペは、倍率によって「眼とレンズ」「レンズと見る物」の適正距離が異なります。適正距離で見ないとピントが合わず、くっきり見えません。

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老眼鏡だけで良く見える場合等は、
ルーペを使うと像の拡大が大き過ぎ
て、かえって見にくくなります。   
今回、お客さまに使用いただいた
ディオプターは、+16.00Dです。
文字からレンズまで44mmが適正