■べっ甲・金製品の修理

べっ甲の磨き・修理例

DSC_0040 甲羅そのものは薄いため、鼈甲フレームは、熟練の職人が水と熱で何枚も張り合わせて眼鏡フレームを作っていきます。もし、折れたとしても甲の色目を合わせて修復(継ぎ足し)が可能です。長年使用していくと艶が失われていきますが、総磨きを行って元通りの艶を取り戻す事が可能です。左の画像は何十年と使用しているお客様の眼鏡です。艶が消えたら磨きを行えば再び新品のようになります。
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長年の使用で艶も消えて、
先手はヒビ割れています。
このようになると、先手は
交換(新規)が必要です。
両ブロー(眉)は研磨をし
て元通りの艶に、先手は新
規。
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長年使用のチタン鼈甲。   
ブロー(眉)の研磨前です。
研磨後(右眉)手作業の
研磨により、完全に光
沢が復元しています。
研磨後(左眉)眉のいび
つな部分もなくなり、
チタン枠の光沢もだし
ました。                  


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研磨前の先手。直接肌
に触れる部分は特に白
っぽくなり完全に艶が
消えてしまいます。   
研磨後。変色やキズも
残っていません。      
※鼈甲には磨く方向が
あります。               
手折れの継ぎ足しです。甲の
色目を合わせて元通りになり
ます。                             


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最高級白甲の手折れ修復。 鼈甲の場合は、折れた所を
接着するのではなく、赤線
枠のように折れてる箇所の
前後2cm程を切ります。   
切った分と同じ長さの白甲
を接ぎます。2cm継ぎ足す
だけでも大変な手間が掛か
りますので、お客様の手元
へお戻しするまで2週間。


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トロ甲 磨き前 トロ甲 磨き後
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並甲 磨き前 並甲 磨き後


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虎鼈甲柄【虎甲】 虎甲 磨き前 虎甲 磨き後
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右手先のヒビ割れ
修復前
右手先のヒビ割れ
修復後(磨き含む)


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上トロ甲 磨き前 上トロ甲 磨き前 上トロ甲 磨き前
テンプルには細か
なキズもあります
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上トロ甲 磨き後 上トロ甲 磨き後 上トロ甲 磨き後
細かなキズもなく
なります


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上トロ甲 修復前 上トロ甲 右テンプル
修復前
上トロ甲 右テンプル
内側のヒビ割れとキズ
上トロ甲 左テンプル
修復前
上トロ甲 左テンプル
内側のヒビ割れとキズ
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上トロ甲 修復後
研磨済み
上トロ甲 右テンプル 修復・研磨済み 上トロ甲 左テンプル 修復・研磨済み


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両クリングス(鼻足)折れ
白甲・並甲との2色仕上げ
大変珍しい貴重な品です。
左右の鼻足が折れてしまっ
ています。
別のフレームから取り外し
た鼻足を移植します。同じ
金製品同士は金ロウで可。
磨きもおこないます。擦れ
もあり、艶もなくなってい
ます。(右テンプル)
右テンプルのアップ
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磨きもおこないます。擦れ
もあり、艶もなくなってい
ます。(左テンプル)
左テンプルのアップ
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両クリングス(鼻足)移植
と、磨きが完了。(前側)
両クリングス(鼻足)移植
と、磨きが完了。(後側)
右テンプルの磨きが完了。 左テンプルの磨きが完了。


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白甲磨き前 右手艶消え、擦れ 左手艶消え、擦れ
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白甲磨き後 右手艶消え、擦れ修復後 左手艶消え、擦れ修復後


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上トロ甲・白甲コンビ磨き前 右手艶消え、擦れ 左手艶消え、擦れ
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上トロ甲・白甲コンビ磨き後 右手艶消え、擦れ修復後 左手艶消え、擦れ修復後


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並甲艶消え、磨き前 テンプル開き調整前 右手艶消え 左手艶消え
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並甲磨き後 テンプル曲げ緩く調整後 右手磨き後 左手磨き後


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茨甲(バラ甲)の左手付け
根の修復と、全体磨きを行
います。
埋め込んである付け根から
抜けてしまいました。
「右手」小キズも多く、艶
も消えています。
「左手」小キズも多く、艶
も消えています。
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付け根から抜けてしまった
左手を修復しました。
「右手」小キズの処理と磨
きが完了しました。
「左手」小キズの処理と磨
きが完了しました。
前枠、両手を含む全体磨き
が完了しました。


オール白甲のリノベーション1.

海外に居住されている方からの御依頼です。来日した際、国内で購入した白甲をかけた時に鼻の幅が合わず、かけ心地が良くないため、右と左のレンズの間隔を広く出来ないだろうか・・という御依頼。

海外の方は男性も女性も鼻が高いです。眼鏡フレームは、ブランド品であっても国内の企業がパテント使用料を支払い、日本人向けにサイズ調整して製造され、「made in japan」として眼鏡店に卸されるのが普通です。べっ甲枠も基本的には外国人向けには作られていないので、海外の方が購入した場合は日本人向けの狭い鼻幅が障害となるでしょう。


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右リムが切れてしまっているので
修復の御依頼。そして、右レンズ
と左レンズを繋いでいるブリッジ
幅を広げられるか?という御依頼
リムの修復は特に問題ありません
が、ブリッジ幅を広げる修復は初
めての事なので、べっ甲職人と相
談した結果、現在のブリッジは切
り取って、新たに広くしたブリッ
ジを移植する方法を行います。
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鼻幅21.0mmの店頭品
をかけていただきました。
この鼻幅がしっくりくると
の事。これは日本人には広
すぎる鼻幅のフレームです
今までのブリッジは切り取
って、新たに幅を広くした
ブリッジを作りました。   
鼻幅がしっくりきたフレー
ムと、完成品を比較。同じ
幅に仕上りました。         


オール白甲のリノベーション2.

良質で最高級品の白甲は、父から子に受け継がれる事も多々あります。その際に白甲枠のテンプル(ツル)が短い為、テンプルを長く出来ないか・・という御依頼です。白甲を継ぎ足してテンプル長さを伸長させました。


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丁番にK18を使用している紳
士用サーモントブローライン。
テンプル(ツル)が短くて困
っているとの事。
元々の長さは135mm。昔は
この長さが当たり前だったの
ですが、現代の男性にはちょ
っと短過ぎます。
白甲を継ぎ足して、テンプル
を約2㎝長く153mmに伸長
しました。


ステータスの到達点 -鼈甲-

べっ甲のこと

 
 

金無垢枠の修理、補強 

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K18WG 鼻足の折れ K18WG 鼻足を新規に K18ブリッジ接合部のガタ付き
(補強前)
①K18ブリッジ接合部を金ロウ
補強
①ズームUP


金無垢枠の修理

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原型がわからないほどの変形 リムを新規に作り直し 1本の棒状の金をレンズ形
状に合わせて復元
テンプル(つる)は接合部
からはずし、そのまま使用
先セルも新規に