■大型免許と普通免許を持っている人の眼鏡

大型免許の更新

大型自動車免許の条件は、両眼で0.8以上(片眼で0.5以上) 深視力検査(奥行き検査(三桿(さん­かん)法))3回の平均誤差が2cm以下。視力については片眼だけが良い視力の場合、普通自動車免許であれば更新できますが、深視力(しんしりょく)がある関係上、両眼の視力バランスが良い方が理想です。

【50代男性の場合】

現在の眼鏡

R)sph-0.00    cyl-1.75D Ax85° 視力0.5

L)sph-0.25D  cyl-2.00D Ax95° 視力0.3

■この眼鏡で免許の更新をするのは厳しい状態です。


完全矯正度数

R)sph-0.00    cyl-3.75D Ax85° 矯正視力1.0

L)sph+0.25D cyl-5.00D Ax95° 矯正視力1.0

■各眼ずつ矯正すると、強い乱視なのでこの強い度数の眼鏡は使いこなす事はできません。


新しく眼鏡を作製

R)sph-0.00    cyl-2.00D Ax85° 片眼視力0.8

L)sph+0.25D cyl-3.00D Ax95° 片眼視力0.8

■両眼の視力を1.0弱に合わせた眼鏡を新たに作りました。


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まずはこの1本
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2本目ですが、店頭に並んでいる
元々の形は画像のデザインです。
お客様の希望により、1本
目とレンズの形を同じにし
て作りました。




 

普通免許の更新

両眼の視力が0.7以上。片眼がそれぞれ0.3以上あること。片眼の視力が0.3に満たない場合や片眼の視力がでない場合は、見える方の目の視野が150度以上あり視力が0.7以上あること。(二輪免許も同じ)

更新に行くと、眼鏡の度数が多少合っていなくても両方の目で見た状態で検査するので、0.7以上見えていれば問題なくクリアできますが、普段、強い眼鏡に対応しずらく、あえて弱く合わせた眼鏡を使っている人は、免許の更新用に強い眼鏡を普段使うものとは別にもっている人も多いのです。

【60代男性の場合】

※度数を強めれば、もっと視力が得られるのですが、クラクラしてしまうため、あえてこのように使いやすく弱め合わせにした眼鏡を日常使っています。

現在の眼鏡

R)sph-5.50D cyl-1.00D Ax85° 視力0.5

L)sph-6.00D                            視力0.4

■片眼ずつの視力は0.3をクリアしていますが、両眼で0.6ギリギリです。この眼鏡で免許の更新をするのは厳しい状態です。


更新用に新しく眼鏡を作製

R)sph-6.50D cyl-1.50D Ax85° 片眼視力0.6

L)sph-6.00D cyl-1.00D Ax120° 片眼視力0.6

■両眼の視力を0.8に合わせた眼鏡を新たに作りました。


cyl(乱視)のパワーの半分がsph(近視・遠視)のパワーに相当します。
例えば、sph-4.00D cyl-1.00Dであれば、-4.00Dの近視と-1.00Dの乱視は、
「sph-4.50Dの近視」というように、特にコンタクトレンズを合わせる時などはこのような方法を用います。
左右のバランスを考える時も
R)sph-5.50D cyl-1.00D
L)sph-6.00D
日常使っている眼鏡のバランスが、左右ともsph-6.00Dというバランスになりますので、差が生じない強さに
なるため、使いやすい眼鏡となります。
一方、
R)sph-6.50D cyl-1.50D
L)sph-6.00D cyl-1.00D
良く見えるように合わせた場合、右がsph-7.25D 左がsph-6.50Dというように左右差が生じるため、
よく見えるけども疲れて使いにくいというような事もあります。お客様の場合は、良く見える強い眼鏡は
免許更新用に使うのみです。


 
 

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