■紫外線を避けましょう。2 ガラス製カラーレンズ

ガラスレンズとは
透過性に優れており視界がクリアで、熱・傷に強く耐久性に優れているため長持ちします。また、プラスチックレンズに比べて経年劣化が非常に遅いのが特徴です。特に、高温やホコリの多い所で働く方やメガネをかけてサウナに入る人はガラスレンズが適しています。
プラスチックレンズはフレームからの圧力によって変形・ひずみが発生する場合がありますが、ガラスレンズは非常に硬く、変形することがないため、ひずみが発生することがほとんどありません。
ガラスレンズが熱に強い理由
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ガラスレンズは「無機質」であるため、化学変化や経年劣化が非常に起こりにくく、プラスチックレンズは、「有機質基材」と「無機質コート」であるため、有機質の基材が高温によっての膨張に無機質の反射防止コートが耐え切れずヒビ割れを起こします。
DSC_0040光学機器ではガラスレンズの持つ高い光学性能(膨張しない・高い透明度・傷に強い)は圧倒的で、光学機器市場ではプラスチックレンズはほとんど使われずガラス素材の独壇場です。           


DSC_0040 紫外線カットについて
ガラスレンズそのものが紫外線をカットする性質をもっています。普通の透明のガラスでも人体に害の大きい波長域(UV-B)は透過しません。しかし、「UV-A」「UV-B」の両方をカットできるUVカットプラスチックレンズほどではありません。UVプラスチックレンズにおいて紫外線カット率は、ほぼ100%といわれています。


プラスチックレンズの分光透過曲線
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この図で見ると400nm(ナノメータ)付近から光を通しています。つまり、400nm以下の波長はほぼ透過していないということになります。380nm以下が紫外線といわれる波長ですから、紫外線は100%通さないということになります。
ガラスレンズの分光透過曲線
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この図では、350nm付近が5%、365nmで35%、380nmでは約78%透過していることになります。
紫外線を波長で分類すると、
UV-A ( 320~400nm )
UV-B ( 280~320nm 眼に悪影響のある紫外線)
UV-C ( 100~280nm 大気層で吸収されるため地上には届かない。)のように3つに分類されています。
現在は、380nm 以下をカットしなければUVカットと表示できないようです。
しかし、350nm 以下の紫外線を透過しないガラスレンズでも眼に悪影響のある紫外線を通さないわけですから、昨今の過剰な紫外線対策情報には、あまり神経質になることはないと思います。


DSC_0040 DSC_0040ブラウン10%と15%が可 DSC_0040定番カラーのブラウン15% 自動車・電車・バスなどにはUVカットガラスがよく使われています。UVカットガラスは紫外線を吸収するのでガラスを透過した光には、ほぼ有害な紫外線は含まれていません。特別なガラスでなくても身近なガラスには、ある程度の紫外線をカットする性質があります。茶色や緑色のビンなどがそうです。色の付いたビンは紫外線吸収率が高く、お薬や栄養ドリンクのビンが茶色かったり、お酒のビンに緑色や茶色が多かったりするのは、紫外線から内容物を守るためでもあるのです。
DSC_0040 DSC_0040レイバン G-15 lenz 色の付いたガラスレンズといえば、有名なものでは「レイバン」のグリーンレンズです。レイバンレンズは、眼に悪影響を及ぼすと考えられている紫外線のうち、眼の表面で吸収され「雪盲」など、組織のヤケドをおこすUV-B波を100%、眼の表面を通り白内障の原因となる恐れのあるUV-A波を98%遮断します。


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