■IOL(術後の乱視)

DSC_0040 ※手術後、遠視も近視もない眼になっても、角膜が持っていた乱視は無くすことが出来ません。術後は角膜乱視が残ります。水晶体側に乱視が多く、角膜側に乱視が少ない場合はレンズで矯正する必要がない微量な乱視が残り、水晶体側に乱視が少なく、角膜側に乱視が多い場合は術後もレンズにて矯正が必要になることがあります。

手術後、裸眼の見え方がダブる -乱視-

80代女性の例 (手術後の乱視矯正)

「乱視」とは、角膜の歪み(角膜乱視)と水晶体の歪み(水晶体乱視)の双方を含めたことを言い、一方の歪み方向に対してもう一方が逆方向の歪みをしていることで相殺する働きが生まれていることが多々あります。濁った水晶体を取り除いた後、乱視のない人工水晶体が入ることで相殺する効果が薄まり、元々ある角膜側の歪み(角膜乱視)が表立ってくるので、裸眼の見え方が以前よりも鮮明でなくなる事がありますが、それは手術後の眼鏡で矯正します。
DSC_0040 角膜側と水晶体側に均等に乱視があるわけではありませんが、本人の眼には乱視の見え方が起きていないイメージです。
※文章中のcylを乱視、Ax °を乱視軸度
DSC_0040 水晶体側の乱視が消滅すれば、角膜乱視を打ち消すことが出来なくなるので本人の眼には乱視の見え方が起きてきます。