■High age group 60歳代

60代

nanami

用途に合わせた眼鏡 「中近を主体にした累進レンズ」

60代女性

遠くよりも手前を良く見えるようにするには、遠方度数を弱くします。遠視の眼を矯正するのは凸レンズで、符号は「+」。近視は符号が「-」の凹レンズ。近視の-2.00Dを弱くすると-1.50D →→ -1.00Dと数値が下がるので度が弱くなったことがわかりやすいですが、遠視に用いる「+」凸レンズで今よりも遠方度数を弱くすることになった場合、+2.00D →→ +2.50Dというように数値を増やしていきます。こうすることで遠くがぼやけて、手前が見やすくなるのです。遠方視力検査において最も誤解されやすく、理解されにくいのが遠視眼の検眼。眼というのは凸方向、「+」方向に合わせると疲れにくくなります。凸方向、「+」方向に合わせるという事は近いところが見やすくなって眼精疲労になりにくくなるからです。何故なら眼精疲労というのは近くを見ている事が原因で起こるからです。
DSC_0040
座る事務仕事よりも立ち仕事が多く、遠方よりも中間と近くを重視。歩くことが多い場合は分類上「近用単焦点」の部類に入る近々両用レンズよりも視野の広い累進多焦点レンズを使い、度数を組み換えると良い。
DSC_0040
累進多焦点という遠近両用レンズを用います。普通は眼の前に遠方度数をセットしますが、中間距離の度数を眼の前に。自ずと老眼部へ向かう途中の度数も入ります。


度数を決定

【遠方矯正】
R)sph+0.25D cyl-1.00D Ax110° 矯正視力1.2

L)sph±0.00D cyl-0.75D Ax70°  矯正視力1.2

【中間距離矯正】
R)sph+0.75D cyl-1.00D Ax110° 

L)sph+0.50D cyl-0.75D Ax70°

【近方矯正】
R)sph+2.75D cyl-1.00D Ax110° 

L)sph+2.50D cyl-0.75D Ax70°  

【参考まで】
歩くことを目的に設計されている累進多焦点レンズと、少し先まで見える老眼鏡として設計されている近々レンズ。前者は上から下まで小刻みに度数が流れて視野も広く、後者は手元を優先したレンズです。

DSC_0040
  

眼鏡処方

【中間度数】
R)sph+0.75D cyl-1.00D Ax110° 

L)sph+0.50D cyl-0.75D Ax70°

【近方度数】
R)sph+2.75D cyl-1.00D Ax110° 

L)sph+2.50D cyl-0.75D Ax70°

【上記2つの度がレンズ内に収まる処方値】
R)sph+0.75D cyl-1.00D Ax110° 
ADD+2.00

L)sph+0.50D cyl-0.75D Ax70°
ADD+2.00

DSC_0040
中近用眼鏡

mikami

屈折度数の特性を活かしたフレーム 「跳ね上げ式眼鏡」

60代男性

近視は遠くが見づらいが近くは見える。弱い近視よりも強い近視の方が近くが見やすいという利点があります。老眼年齢からは遠くを見えるように合わせた眼鏡では近くが見えないため、近用度数を設けた遠近両用レンズや、近視が強ければ老眼鏡も凸レンズではなくピントの合う距離を程よく延ばした凹レンズの老眼鏡を用いますが、丁度良い距離で裸眼のピントが合う人もおります。そのような場合は「老眼鏡」というもの自体が不要で、遠用眼鏡だけを使っていて近くを見る時は眼鏡をはずすということになります。頻繁に眼鏡のかけはずしをする事になるので、前枠が上に跳ね上がる仕組みのフレームを使うことで、瞬時に裸眼で近くを見る事が可能になってとても便利。
DSC_0040
作業中に老眼鏡にかけかえられない状況である等で、職業によっては非常に重宝される「跳ね上げ枠」です。眼鏡をはずせば丁度良い距離で文字が読める老眼鏡が不要な近視の眼に向いています。
DSC_0040
左右の度数が違う等で両眼で物を見やすくするためには、計算上は凹レンズの老眼鏡が必要な眼ですが、左眼の焦点距離を上手く活用すれば問題なく手元の文字にピントが合うので老眼鏡は不要。


度数を決定

【遠方矯正】
R)sph-4.00D cyl-3.00D Ax95° 矯正視力1.0

L)sph-3.25D cyl-1.50D Ax115° 矯正視力1.0

【近方矯正】
R)sph-1.00D cyl-1.00D Ax95° 視力0.8

L)sph-0.25D cyl-1.50D Ax115° 視力0.8

【参考まで】
裸眼で小さな文字を眼前30cmあたりで読める中等度くらいの近眼であること。これが跳ね上げ式フレームに適した眼です。逆の作用になる「普段は跳ね上げておいて、近くを見る時は下ろす」という使い方は丁番ネジに負担がかかるため適しません。「普段は下ろしておいて、近くを見る時に跳ね上げる」という使い方が普通です。

DSC_0040
 

眼鏡処方

【遠用のみ】
R)sph-4.00D cyl-3.00D Ax95° 矯正視力1.0

L)sph-3.25D cyl-1.50D Ax115° 矯正視力1.0

DSC_0040
遠用眼鏡

t.setuko

白内障手術後の眼鏡。 「手術は遠方合わせ」

60代後半女性

必ずしも両方の眼が同時に白濁してくるとは限らず、精密検査の後に濁りが強い方の眼から手術を行います。片眼だけを手術した人が感じることで多いのが、「左右の眼を比べると色が違って見える」という話をよく耳にします。一方の眼の濁りが少なければ少ない人ほど、色合いの違いは感じやすいようです。

片眼に綺麗な人口水晶体が入ると、手術をしていない方の眼がはっきり見えていないことが気になる人も多く、やがて白内障も進行してくるため、続けて両眼の手術を行うことで左右の眼で見た時の色合いが同じになり、両眼が明るくなり、眼鏡の合わせも左右同じバランスで合わせやすくなります。白内障の手術とは水体を取り替える手術なので、術前に角膜乱視があった眼は、術後もその乱視を引き継ぐかたちとなりますが、乱視の度合いは人それぞれです。

■術前

R)0.7(裸眼視力) 
sph+1.00D cyl-0.50D Ax90°
矯正視力0.9 

L)0.5(裸眼視力) n.c

平成29年7月の時点

■矢印

DSC_0040

■左眼の手術へ

L)0.5(裸眼視力) n.c
※n.cとは、(non corrigunt)
矯正できる良好な度数は見当たらないという意味で使用します。濁りの強い左眼の手術から行ないます。
10月、左眼の手術を行いました。

■矢印

DSC_0040

■左眼→手術後

L)1.0(裸眼視力) 
±0.00 cyl-0.50D Ax90°
矯正視力1.2

※cyl-0.50D Ax90°は角膜の乱視
手術の2週間後の左眼


■術前

R)0.7(裸眼視力) 
sph+1.00D cyl-0.50D Ax90°
矯正視力0.9
L)1.0(裸眼視力) 
±0.00 cyl-0.50D Ax90°
矯正視力1.2
平成29年7月の時点

■矢印

DSC_0040

■右眼の手術へ

R)0.5(裸眼視力) 
sph+1.00D cyl-0.50D Ax90°
矯正視力0.7

左眼が明るくなると反対側の白濁が気になるので右眼も手術へ。
11月 右眼の手術を行いました。

■矢印

DSC_0040

■右眼→手術後

R)1.0(裸眼視力) 
±0.00 cyl-0.50D Ax90°
矯正視力1.2

※cyl-0.50D Ax90°は角膜の乱視
手術の2週間後の右眼

■術後メオガード

【術後対策 -仮の眼鏡-】 眼が安定するまで、防塵グラスを度付きに!

基本的に手術は片眼ずつ行ないます。術後の眼は度数が不要でも、もう一方の眼は度が付いてないと見えませんので、両眼が安定するまでの仮眼鏡として。
※手術後は、眼の度数がすぐに安定するわけではありません。正式な眼鏡は手術後の眼の度数が安定してから作ります。

DSC_0040 DSC_0040 DSC_0040
度なしのレンズを抜きます。 術前の眼に合った度数と、術後の
眼に合った度数で作っておく。
ホコリ避けも兼ねた度付き眼鏡。

 

DSC_0040
初発の白内障から濁りが強くなると視力の低下文字の上や横に影が見えたりすることがあります。術後は水晶体を眼内レンズ(人口水晶体)と置き換え、元々の水晶体の歪み(水晶体乱視)は消滅しますが角膜の乱視はそのままです。乱視眼鏡が必要な場合もあり。
DSC_0040
「遠方合わせ」にした場合は老眼鏡が必要になります。通常、老眼鏡とは眼前33.0cmのところで見えるように合わせますが、以前から近いところでピントが合う眼鏡を使っていない人も多く、50cmあたりで見えるような老眼鏡であれば使う用途も広がります。

度数を決定

【遠見視力】
R)+0.25D cyl-0.50D Ax180° 矯正視力1.2

L)+0.75D cyl-0.75D Ax  90° 矯正視力1.2

DSC_0040
白内障日帰り手術を行っている
近隣開業医
 

眼鏡処方

【遠近両用眼鏡】
R)+0.25D cyl-0.50D Ax180°
ADD+2.25

L)+0.75D cyl-0.75D Ax90°
ADD+2.25

【近用眼鏡】
R)sph+2.50D cyl-0.50D Ax180°

L)sph+2.25D cyl-0.75D Ax90°

DSC_0040
遠近両用眼鏡
DSC_0040
近用眼鏡

k.hayashi

遠近両用よりも見やすい単焦点レンズで。 「中等度近視の中距離眼鏡」

60代女性

網膜の手前側で焦点が結像される近視の眼。眼の中で頻繁にピント調節筋を働かせる遠視の眼とは異なり、本来のピントが近いところに合っているので、遠くは見づらいが近くを見る際には遠視眼のようにピント調節筋を働かせる必要がないため、「近くを見続けることに優れた眼」とも言え、昔から「近眼は既に近用眼鏡を元々持っているのと同じ」とも言われています。そのため、近視の人に眼鏡を作る時は裸眼という近用眼鏡の役目を果たしている部分を邪魔してはいけません。ご本人の眼がいちばん苦手としている部分を補ってあげるのが中等度~強度の近視眼に対しての眼鏡の作り方となります。
DSC_0040
-4.00D前後の近視がある眼が持つ焦点距離は25cm。つまり25cmで見れば細かい文字も良く見えるので本当の老眼鏡というものは不要の人が多く、25cmから先が見づらい眼なので、眼が苦手とする部分を眼鏡で見やすくすることが望ましいでしょう。
DSC_0040
遠 ~ 近まで満遍なく見る事ができる遠近両用レンズも、「遠方」「中間」「近方」と3分割になっている以上、それぞれの範囲は狭くなり、一枚の全てが同じ度数である単焦点レンズの方が定まった場所を見る事に長けており「○○専用眼鏡」として活躍します。

使用中の眼鏡

【遠近両用眼鏡】
R)sph-4.00D 視力0.8
ADD+2.00
L)sph-4.25D 視力0.8
ADD+2.00
【近用の度数はこのようになっています。】
視距離をやや遠くする為、老眼の度数は弱め
R)sph-2.00D
L)sph-2.25D 
【裸眼で細かい文字が読めるので、強い老眼は不要】
目が持つ度数 焦点距離
-1.00D 100cm
-1.50D 66.5cm
-2.00D 50cm
-2.50D 40cm
-3.00D 33cm
-3.50D 28.5cm
-4.00D 25cm
-4.50D 22cm
-5.00D 20cm
-5.50D 18cm
-6.00D 16.5cm
-6.50D 15cm
-7.00D 14cm
-7.50D 13cm
-8.00D 12.5cm
-8.50D 12cm
-9.00D 11cm
-9.50D 10.5cm
-10.00D 10cm
  

眼鏡処方

【視距離50 ~ 60cm対応】
R)sph-2.50D

L)sph-2.50D

DSC_0040
視距離50 ~ 60cm対応

onozawa

初めての遠近両用 「強度近視」

60代女性

遠近両用眼鏡を作る際、必ずしも「遠くが抜群に見える強い度数」と「小文字が完璧に手元で読める強い老眼」で組み合わせなくてはいけないという決まりはなく、用途に応じた組み合わせであれば早い順応も可能。一般に言う「遠近両用は老眼が弱いうちに始めた方が良い」という意味は、年齢が上がると老眼も強くなるので「遠」と「近」を完璧に合わせると上下の度数の差が大きくなり、「揺れを強く感じるため歩けない」。年齢が若いうちなら老眼も弱いので「遠」と「近」を完璧に合わせても上下の度数の差が少ないから順応が早いという理由です。
DSC_0040
店内の様子や御客様の顔、手元のレジ打ち。小売業であれば誰もが体験する事です。遠方は良く見えるように、しかし老眼部分は読書の距離ではなく、レジにピントが合うようにします。読書に合ってしまうとそれよりも離れた所を見た時にぼやけてしまうからです。
DSC_0040
老眼部分はピントの合う距離を長めにとり、この度数は一番活躍していた眼鏡と同じ。そして遠くが見える度数を遠方部分に入れ、中間部分には、その間の度数が入り「遠」~「近」まで度が流れます。利点として凹レンズ+凹レンズの同符号の為、地面が浮かない。

度数を決定

裸眼視力0.02
R)sph-9.50D cyl-1.00D Ax110°
矯正視力1.0

裸眼視力0.03
L)sph-8.50D cyl-1.00D Ax80°
矯正視力1.0

矯正視力とは眼の実際の度数を完全に合わせた事を言い、眼科を受診した時の検眼がこれにあてはまります。この度数で眼鏡やコンタクトレンズを作る事はまずありませんが、眼鏡(遠用、近用)・コンタクトレンズを作る土台となります。
DSC_0040
近視も遠視も、網膜上に焦点が完全に結ばれた状態を完全矯正と言います。
 

眼鏡処方

※遠方視力は両眼で0.9に
【遠用部分の度数】
R)sph-8.00D cyl-1.00D Ax110°
ADD+2.00
視力0.7
L)sph-7.00D cyl-0.50D Ax80°
ADD+2.50
視力0.7

【近用部分の度数】
老眼の部分は、今ままで単焦点レンズで具合良く使っていた度数に乱視をいれました。
R)sph-6.00D cyl-1.00D Ax110°
L)sph-4.50D cyl-0.50D Ax80°

DSC_0040 DSC_0040

onozawa

近視でも老眼鏡が必要 「強度近視」

60代前半男性 

よく耳にする「近視だから老眼は要らない」⇒「近視があるから手元が見えるので老眼鏡は要らない」という事ですが、これに当てはまる近視とは-2.00D ~ -3.50Dの場合を言い、それは裸眼の持つ焦点距離が50cm ~約30cmの眼です。極端に「弱度」、または「強度」は、裸眼の持つ焦点距離が50cm以上先だったり、眼前20cm位だったりと、程よい読書の距離には裸眼のピントは合っていませんので、「近視だから老眼は要らない」という事には当てはまりません。
DSC_0040
DSC_0040

完全矯正度数

【遠方】
R)
sph-10.00D 矯正視力0.5

L)
sph-8.00D cyl-0.50D Ax90° 矯正視力1.0

【近方】
R)sph-7.00D

L)sph-5.00D cyl-0.50D Ax90°
※この度数を用いると、手元の丁度良い距離で文字は見られます。

眼の度数
-5.50D
-6.00D
-6.50D
-7.00D
-7.50D
-8.00D
-8.50D
-9.00D
-9.50D
-10.00D
裸眼焦点距離
18cm
16.5cm
15cm
14cm
13cm
12.5cm
12cm
11cm
10.5cm
10cm
 

眼鏡処方

眼鏡処方は、遠近両用眼鏡

R)sph-9.00D 視力0.3
ADD+2.00D

L)sph-7.00D cyl-0.50D Ax90° 視力0.7
ADD+2.00D
※遠方の度数を弱めたら、ADD(加入度)も弱め、近方矯正度数と同じになる様にします。

DSC_0040

ADD(加入度)とは、遠近両用の処方に出てくる表記で、「年齢別に設けられた調節力不足分の値」。遠視(sph)や近視(sph)といった遠く用の度数に加えることで正式な老眼の数値ができあがります。若いうちは加入度も弱く、年齢と比例して加入度も増えるのは年齢とともに水晶体の弾力性が失われることで、調節力も小さくなるからです。

年齢別加入度(addition) -個人差あり-
40歳~45歳 +1.00~+1.50
45歳~50歳 +1.50~+2.00
50歳~55歳 +2.00~+2.50
55歳~60歳 +2.50~+3.00
60歳以上 +3.00~

minami

遠近両用眼鏡の工夫 「玉型変更」

60代女性

レンズの天地(上下の丈)が狭く、細長い眼鏡に遠近両用レンズが入っている場合、最も多いのが「近用部分の欠け」です。+2.50Dが正式な老眼の度数だったとして、半分欠けてなくなっていると+2.50Dよりも弱い度数で見ていることになります。眼科の処方箋だった場合は、処方とは違う眼鏡になってしまうでしょう。下半分に枠がない「ナイロールフレーム」や全体に枠がない「縁なしフレーム」であれば、欠けてなくなってしまう状態を回避できます。フレームのフィッティング後の「アイポイント(瞳位置)」、「近用部分までのレンズ面積」この二つを怠るときちんとした遠近両用眼鏡になりません。
遠近両用レンズ (累進多焦点)-境目なし-マルチフォーカル 「アイポイントの重要性」
DSC_0040
お客様がお持ちになったフレームを使って遠近両用レンズを入れます。まず、フレームをかけた時の眼の位置を決めなくてはなりません。そして、近用部(老眼)も全部入るか否かで加工方法が変わってきます。これは細長いフレームに最も多い例です。
DSC_0040
遠用部から近用部までレンズ内に収めるには上下丈が3.5mm足りないため、不足分を延長した型板を作る作業から始めます。その型板を元にレンズを削れば老眼部分が欠けてなくなる事はありません。レンズの形が変わる事も了承いただきます。

度数を決定

【遠方】
R)sph+2.75D cyl-0.25D Ax100°
矯正視力1.0

L)sph+2.75D cyl-0.50D Ax80°
矯正視力1.0

【近方】
R)sph+5.25D cyl-0.25D Ax100°
矯正視力0.6

L)sph+5.25D cyl-0.50D Ax80°
矯正視力0.6

年齢別加入度 -個人差あり-
40歳~45歳 +1.00~+1.50
45歳~50歳 +1.50~+2.00
50歳~55歳 +2.00~+2.50
55歳~60歳 +2.50~+3.00
60歳以上 +3.00~
※年齢別に分けられた加入度とは、「読書ができるために必要な老眼の数値」。これを遠用の度数と合算させたものが正式な「老眼鏡」です。
  

眼鏡処方

【遠近両用】
R)sph+2.75D cyl-0.25D Ax100°
ADD+2.50

L)sph+2.75D cyl-0.50D Ax80°
ADD+2.50

DSC_0040
新たな「型」を組んだ状態
DSC_0040
見やすく出来上がった
遠近両用眼鏡

A.suzuki

仕事用 「遠視・近々レンズ」

60代後半女性

通常は遠近両用をかけていますが、医師という職業で仕事中遠方は不要。一番必要とする「カルテを書く」「患者さんとの対話」「デスク周り」に焦点を合わせた眼鏡にかけ代えます。※若年の頃には柔軟なピント調節が可能であり、ピントを調節する力が衰えてきた遠視という眼は、遠く、近くを見るにも矯正レンズを要します。

Type-B 老眼鏡+奥行き1m

DSC_0040
DSC_0040

度数を決定

【遠】⇒焦点は、5m以上
R)sph+2.25D cyl-1.50D Ax 90°
L)sph+1.25D cyl-1.25D Ax180°
【近】⇒焦点は、手元40cm
R)sph+5.25D cyl-1.50D Ax 90°
L)sph+4.25D cyl-1.25D Ax180°
【-1.50D引く】⇒焦点は、1m先
R)sph+3.75D cyl-1.50D Ax 90°
L)sph+2.75D cyl-1.25D Ax180°

眼鏡処方

眼鏡処方は「奥行きを持たせた近用眼鏡」
※nikon ソルテスFP-Ⅱを使う。
※コーティングはブルーライトカットを使う。
※遠視が強いと近用度数も強くなるので、薄型加工をする。
処方はこのように、近用度数とマイナスの加入度になります。R)sph+5.25D cyl-1.50D Ax 90° ADD-1.50
L)sph+4.25D cyl-1.25D Ax180° ADD-1.50
DSC_0040 DSC_0040

kinoshita

片眼術後の眼鏡を経て、両眼共に術後の眼鏡まで。 「近視」

60代後半女性

白内障の手術では水晶体を人口の水晶体に置き換えますが、人口水晶体にはそれぞれ度数が定められており、この度数によって今まで中等度の近視だった人は「弱度の近視」へと眼の屈折度数を変える事ができます。弱度近視に変わる事での利点は、裸眼で「丁度良い手元の距離で本が読める」こと。近視が強いと本を顔にかなり近付けないとピントが合いませんが、近視が弱くなると丁度良い距離で本が読めるようになります。50cm、60cm先の作業については裸眼では見えませんので目的の距離に合わせた眼鏡が必要。
片眼は術後、片眼は術前という状態での眼鏡合わせから、両眼共に術後の眼鏡合わせまで。
DSC_0040
【片眼が術後】
必ずしも両眼共が白内障手術の対象になるとは限りません。白濁具合がひどく、著しく視力低下が認められる方の眼から手術を優先します。ただし、片眼のみ手術した場合の眼鏡合わせは難しくなります。
DSC_0040
【片眼術後の眼鏡合わせ】
術前の片眼が中等度の近視。術後の片眼は弱度の近視。これは不同視の状態にあります。手術後の眼を良好な視力に合わせ、手術前の眼は視力を極力抑えないと装用出来ない眼鏡になってしまいます。
DSC_0040
【両眼術後の遠用眼鏡】
2年後に右眼も手術をし、眼鏡を再作しました。以前の左レンズはそのままでOK。左右同じ屈折度数となり両眼が同じsph-2.50D。-2.50Dという眼は裸眼の焦点距離が約40cmなので眼鏡をはずせば文字が読めます。老眼は不要。
DSC_0040
【両眼術後のパソコン用眼鏡】
裸眼の焦点が約40cmなので手元は見えますが、その先はぼやけてしまいます。ある程度近視が強い人は誰でも経験します。中間距離が見やすい眼鏡が必要です。手元は「裸眼」中間は「弱い度数」遠くは「強い度数」といった感じです。

度数を決定

【完全矯正】
裸眼視力0.2
R)sph-2.75D 矯正視力1.0

裸眼視力0.2
L)sph-2.75D 矯正視力1.0

目が持つ度数 焦点距離
-2.00D 50cm
-2.50D 40cm
-3.00D 33.3cm
-3.50D 28.5cm
-4.00D 25cm

※完全に一致ではないですが、裸眼時の焦点距離を表しています。極小文字は眼鏡をはずして裸眼で見えます。

  

眼鏡処方

【遠用眼鏡】
R)sph-2.50D 視力0.9
L)sph-2.50D 視力0.9

【パソコン用眼鏡】
R)sph-1.50D 視距離50cm~
L)sph-1.50D 視距離50cm~

DSC_0040
DSC_0040

遠用眼鏡には、オーダーメイド偏光前掛けをセット。必要に応じて装着・取り外しができます。