■低年齢の順応性(不同視)

中学1年生の例

裸眼視力と矯正視力

右)裸眼視力0.05
左)裸眼視力0.8

-完全矯正値-
右)sph-5.50D 矯正視力1.2
左)sph+0.50D  矯正視力1.2

左右差6.00Dの不同視です。

 
 
通常皆様が普段、眼鏡を掛けて歩いている遠用眼鏡の左右の度数差は2.00D以内で作られているのが一般的です。2.00D以上の差がある眼鏡は不等像による不具合が発生します。今回検眼したお子様の場合、遠くが良く見える眼鏡を合わせようとすると、各眼から入ってくる映像の大きさが違う為、不等像となり、頭の中で1つに処理できず物体が二重に見えるなどで、とてもそのような眼鏡は使うことは出来ません。


 

日常はコンタクトレンズを使用

学校や外出時

右)sph-4.50Dのソフトコンタクト(視力0.8)
左)裸眼のまま(視力0.8)

不等像なしで大変具合がよい。
これがコンタクトの利点です。

 
 

-お母様の考え-
大変具合が良いようで、帰宅してもコンタクトレンズを外さないとの事。これは目にとっていかがなものでしょうか?・・コンタクトレンズの長時間装用を心配されて眼鏡合わせを希望。
 
 
-対処-
お家の中でもコンタクトレンズを外していない方が左右同じ見え方が維持できるので本人はそれがとても楽であると推測します。それに、右裸眼の焦点距離は20cm未満なのでコンタクトレンズを外すと遠くも近くも常に左目のみで見ている状態です。机に座って勉強する時も右目にコンタクトレンズをつけていた方が両眼で見ることが出来るので自然と装着時間も長くなると思われます。

ならば、
帰宅後、出来る限りコンタクトレンズを外す時間を多くしてあげる為に、お家の中用の眼鏡を処方してあげようと決めました。遠くが見える眼鏡でなければ、不等像の不具合も出ない可能性があります。低年齢の順応性も幸いするでしょう。

作製度数

右)sph-3.50D  視力0.5
左)sph+0.50D 視力1.2

※もし左眼が近視であれば±0.00、遠視があるので凸レンズを残したほうが近くが見やすい。右目も、0.05の裸眼では机の上やテレビに焦点は合わないが、-3.50D視力0.5(裸眼の10倍)であれば、テレビ、机の上、お部屋の中が見える。不等像もなく、まだ13歳なので左右差4.00Dの眼鏡も装用可能でした。